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国民生活センター「コインパーキングの「表示」をしっかり確認しましょう」

 国民生活センターは2018年11月22日に「コインパーキングの「表示」をしっかり確認しましょう-「一日最大○○円」…、確認せずに利用すると高額料金になることも!-」を公表しています。

 

 相談事例としては以下のものが紹介されています。

 

 

 

 

・一日最大料金の適用が24時間1回限りまでであることが分かりづらかった

 コインパーキングの看板に「一日最大250 円」と大きく表示されていたので、6 日間駐車した。しかし、出庫時に料金が8,100 円かかった。看板にあった連絡先に電話して、返金を求めたが、「入庫より24 時間を過ぎると通常料金が加算される」「48 時間以上の駐車はご遠慮ください」と看板に表示をしているので返金はできないと言われた。確認したら確かにそう書かれていたが、文字が小さい。安さばかり強調されていて、駐車する前に条件に気づけない。返金してほしい。

 

・最大料金の適用に入庫時間の条件があることが分からなかった
 「夜10 時から朝8 時まで500 円」と書かれたコインパーキングに夜9 時過ぎに入庫した。夜10 時までは通常料金で、夜10 時から朝8 時までは500 円で計算されると思っていたが、今朝8時過ぎに出庫したら1,800 円を請求された。コールセンターに苦情を伝えたら「夜10 時以降に入庫した場合に夜間料金500 円が適用される。10 時前に入庫した場合は夜間も通常料金となる」と説明された。夜間料金について詳細な注意書きはなかった。表示をもっと分かりやすくすべきだ。

 

 ほかにも

・年末年始の特別料金が適用されることが入庫時に分からなかった・最大料金の適用にスペースの条件があることが分からなかった・スマホアプリ上の利用料金の表記と違った料金を請求された・駐車券の紛失に対して高額な料金を請求された・お金を入れたのにお釣りが出ない などの相談事例もあるようです。

 

 業界団体である一般社団法人日本パーキングビジネス協会も「時間貸駐車場における表示・運用に関するガイドライン」を定めています。