【民事訴訟法(IT化関係)部会】第4回会議(令和2年10月9日開催):証人尋問等・書証その他の証拠方法等・訴訟の終了・土地管轄・上訴再審・手形小切手訴訟について

 法務省法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会HP令和2年10月0日開催の第4回会議議題・議事要旨・資料等が掲載されました。第4回部会では

・ウエブ会議等を利用した証人尋問等に関する規律

・通訳人に関する規律

・ 電子文書の証拠調べに関する規律

・ 電子文書の提出等の方法に関する規律

・ 鑑定に関する規律

・ 検証に関する規律

・ 裁判所外における証拠調べに関する規律

・ 判決に関する規律

・ 和解に関する規律

・ 土地管轄に関する規律

・ 上訴,再審,手形・小切手訴訟のIT化に関する規律

が審議されています。

【資料】

・部会資料6 書証,その他の証拠方法等,訴訟の終了,土地管轄,上訴,再審,手形・小切手訴訟,簡易裁判所の手続

http://www.moj.go.jp/content/001331327.pdf

・小澤委員提供資料 簡易裁判所における特則の制定に向けた提言

http://www.moj.go.jp/content/001331328.pdf

・会議用資料 法制審議会民事訴訟法(IT化関係)部会委員等名簿 

http://www.moj.go.jp/content/001331330.pdf

 

【コメント】

証拠調べについては現状でも裁判所は証人を制限したり,検証などを避ける傾向が感じられます。証人に対して,法廷で原本を示して,肉薄するということが必要な事件もありますし,なによりも裁判官に直接,証拠や証言,現場の状況などを感じてもらうことが事案の実態解明につながると思います。IT化により,直接主義による真実解明などがおざなりにならないように注意する必要があるように感じられます。