近時、 いわゆる「先払い買取現金化」と称するヤミ金融被害が増えています。「先払い買取現金化」は、ネット上の商品（スマホ、ゲーム機等）の画像など、利用者の手元にない商品を対象とすることが多く、また、業者側から商品画像が提供されることもあるとされています。そして、商品の先払い代金として金銭の支払いがなされ、その後、商品発送期限到来後に金銭（買取り代金） の返還と違約金（キャンセル料）名目の金銭 の支払いが求められることになります。
その結果、商品の売買・買取の実体は伴わず、金銭の貸付と返還、そして違約金（キャンセル料）名目の高利の利息の返還が行われるという、実質は貸金契約・金銭消費貸借契約となります。
そして、貸金業は無登録で行うことはヤミ金融として犯罪ですし、年率２０％を超える貸付はやはり高利貸・ヤミ金融として出資法違反の犯罪となります。絶対に手出しをしてはなりません。
金融庁は「商品の買取りをうたって高額な違約金を請求する悪質な業者にご注意ください！～いわゆる「先払い買取」現金化 に要注意～」として注意喚起をしています。