日弁連は２０２２年３月１８日付で外貨建生命保険の販売についての意見書を公表しています。
外貨建生命保険は，銀行等でも窓口販売され，外貨の高利回りが強調されますが，円高進行による為替リスクがあり，仕組みも複雑であり，元本割れリスクもあります。外債と投資信託と掛け捨ての生命保険をそれぞれ購入した方が有利な場合もあり得ます。
意見書では
１．一定年齢以上の高齢者に対する勧誘・販売について適合性の原則に照らして原則として不適当とするなど監督強化
２．外債・投資信託・掛け捨て生命保険との違い・経済効果・コストについての説明の義務づけ
３．クーリングオフの際には支払った円貨で返金させること
について金融庁に対応を求めています。