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【最高裁】R4.5.10傍聴席の利用方法について

 最高裁は昨今の新型コロナの感染状況や知見を踏まえて「R4.5.10傍聴席の利用方法について」を公表しています。

 「法廷における傍聴の場面は、傍聴人が同じ方向を向いて着席し発話をしないことが想定され、傍聴人に対するマスク着用の協力要請を前提とすると、感染リスクの低い場面であり、これまでの専門的知見の蓄積等から一層感染リスクが低いことが確認され、オミクロン株…の特性(重症化リスクが低いな ど)やその感染状況、ワクチン接種の進展状況、国全体として社会経済活動を日常に 戻していくという社会情勢の変化等を総合考慮すると、現時点で、全席利用とするこ とが考えられる…」とあります。

 ここ2年程、傍聴席が制限されることがむしろ通常でしたが、裁判傍聴中に会話をすることは普通は無いので、マスク着用を前提とした場合には妥当ですし、裁判の公開という憲法上の要請からも望ましいと思われます。あとは換気が行われる風通しのいい裁判所であって欲しいと思います。

【参照】

【裁判所】 新型コロナウイルス感染症対策についてのお知らせ

【時事通信】裁判所傍聴席の制限撤廃へ コロナ感染状況踏まえ