論文「BWRの大幅な圧力変化時における炉水位挙動の推定法」(横林 正雄; 石塚 信)に「蒸気放出による急激な圧力降下からフラッシングによるボイド量の急増で水位. が著しく上昇し、 給水流量を運転員が手動で停止させる可能性があること,自動運転の場合でも. 水位が高ければ給水流量は低下…」との記述があった。3.11においても2号機ではRCICが手動起動後、間もなくL-8に達し自動停止し、その後も何回か手動起動してはL-8に達して自動停止している。RCICのみによる注水は崩壊熱を抑えるために効果的になされていたのか、ボイドによる「見せかけの水位」ではなかったのか検証が必要である。