「塗り絵」では共用プール建屋周辺は1メートルまでの浸水深しかないように見える。共用プール建屋地下1階のM/Cはかろうじて機能を維持できたのではないか。
【3.11によっても機能を維持した電気設備】
・2号機 1階 P/C
・3号機 地下中1階 直流電源
・4号機 1階 P/C
・共用プール建屋 1階 空冷式D/G(2号機・4号機)
※ 3.11に津波襲来後に準備をした電源車をP/Cにつないで3.12、1号機爆発前にSLC系及びCRD系から注水するための準備ができていた。
【3.11でも機能していた冷却装置】
・2号機 RCIC
・3号機 RCIC・HPCI
【南側防潮堤のみでも設置されていた場合】
・共用プール建屋地下1階のM/C(2号機・4号機)も機能維持できたのではないか。そうすると1階にあり非水を免れていた空冷式D/G2機を活用できたのではないか。
・4号機(定期点検中)地下1階のM/Cも機能維持できたのではないか。
・3号機地下1階のM/C・P/C・D/Gも機能維持できたのではないか
※3号機・4号機の超高圧開閉所も非水しなかったのではないか。
【1階の防護扉を閉めた場合】
・1号機1階のM/Cは機能維持できたのではないか
・1号機地下1階コントロール建屋の直流電源も機能維持できたのではないか(さらにお隣の2号機地下1階の直流電源も機能維持できたのではないか)
↑ これらについては検証がなされていないが、この点を吟味しないと判決は書けないはずである。上記の全てが機能維持しなくても一部でも(一個)でも更に機能維持することで事故は回避できたのではないか。