松岡猛教授の「福島第一原子力発電所事故のPSAの観点からの検討(再検討)」では
・ICの運転継続時間から考えて本事故時に1号機でICを使用したのは間違い
・HPCI を選択していれば1号機の炉心損傷確率は 2,3号機と同等となっていた
・1号機が5時間以内に炉心溶融に至ったのはたまたまではなく IC を起動させたためほぼ必然であった。
と結論づけられている。
平成22年のICの優先起動への設定変更認可(徹底した訓練と手順書整備を欠くままの)が事故を招いたと言えるのではないか。
