東電平成21年3月27日「外部電源喪失時の冷温停止機能について」

 東電平成21年3月27日「外部電源喪失時の冷温停止機能について」は刈羽原発について新潟県委員会に提出した資料であるが「地震スクラム後に外部電源が喪失し、復水器による冷却ができなくなった場合、主蒸気逃がし安全弁で冷温停止するまでにどれくらいの時間を要するのか」との委員からの問いに対し

 

【冷却方法】

 復水器が使用できないため主蒸気逃がし安全弁を使用しながら減圧冷却するとともに原子炉隔離時冷却系ポンプ 、低圧注水ポンプから原子炉へ注水する

【冷却時間】

 主蒸気逃がし安全弁による急速減圧を行うことにより、スクラム後から冷温停止(100℃以下)まで 約 1.5時間で冷却可能

 

 と回答している。SR弁による減圧とRCICによる水位回復をベースとし、55度毎時の運転制限には触れられていない。