一般社団法人原子力安全推進協会（JANSI）は、2021年12月に「福島第一事故の教訓集」を公表している。
「福島第一事故の教訓の一層の活用を促進する目的で、種々の報告書や関連する文献の教訓や事例を改めて整理して教訓集をまとめました。また、教訓そのものの検索や教訓に関連する事象や実例の検索が容易になるように整理して検索ガイドおよび属性管理表も合わせて準備しました」とある。
保安規定や事故時運転操作手順書、ICの設定値変更や55℃の温度制限、東電平成20年試算が十分なものであったのかなどには触れられていないが、例えばB.5.bや貞観津波など一定のキーワードについての各種報告書における記述が横断的に紹介されており検索性が高いと思われる。