平成11年11月5日開催の原子力土木委員会津波評価部会第3回部会議事録に以下の記載がある。
2. 原子力発電所設備への津波の影響について
電事連耐震検討チーム村井氏より、次の主旨の報告があった。
津波来襲時には「原子炉停止」および「崩壊熱除去」が必要となる。
「原子炉停止」に必要な設備(制御棒駆動機構)については、原子炉建屋内に設置されており津波の影響を受けないが、「崩壊熱除去」に必要な設備のうち非常用海水ポンプについては、屋外に配置されている場合もあり、津波による水位上昇、水位下降の際の機能維持を評価する必要がある。
上記の説明に対し、主に以下の質疑応答があった。 「非常用系の取水流量はどの程度か。」との質問に対し、「例えば、福島第一6号機の場合,非常用ディーゼル発電機冷却用の海水ポンプが2台あり、それぞれ 261m/h, 227.4m/h, 残留熱除去系海水ポンプは4台、各 919.8m/hである。なお、常用設備である循環水ポンプは3台,各75,600m/h である。」との回答があった。
「非常用系ポンプモータはどのように冷却するのか。」との質問に対し、「空冷である。」 との回答があった。
「津波による海底砂移動により取水できなくなることはないのか。」との質問に対し、「ポ ンプ吸い込み口のクリアランスは2m程度あるため、取水に支障をきたすことはないと考えている。」との回答があった。